さくらウィメンズクリニック

子宮がん検診(子宮頸がん・子宮体がん)

子宮がん検診といえば、一般的には‘子宮頸がん検診’のことを指します。最近若年者を中心に子宮頸がんの前がん状態である子宮頸部異形成や初期子宮頸がんが急増しています。きちんと子宮頸がん検診を受けて頂くことで早期発見が可能です。早期発見できれば命のみならず、子宮を守ることも可能です。なお、子宮頸がん検診は職場健診やクーポンを用いて行うことも可能ですが、症状がある場合には保険診療が可能です。一方、生活習慣の欧米化に伴い子宮体がんも急増しています。子宮体がん検診は病院でしか受けることができませんので、月経不順、不正出血がある場合には必ず病院を受診してください。

  • 検診の対象者
  • 20歳以上の女性
  • 推奨受診間隔
  • 隔年(2年に1度)
  • 主な検診内容
  • 問診、視診、内診、細胞診(必要に応じてコルポスコープ検査)

妊婦健診

当クリニックではすべての妊婦さんが元気な赤ちゃんを出産できるよう、妊婦健診を妊娠12週頃から行っています。健診時は必ず母子手帳を持参してください(健診の補助を受けることができます)

妊婦健診は原則として私費診療です。健診には、妊婦健診料と検査料(採取料・判断料を含む)がかかります。お住まいの自治体から交付される妊婦健診補助券の枚数・補助額が補助されてますが、補助額との差額は実費負担となります。また、月内の受診回数などにより負担額に相違が生じますのでご了承ください。

妊婦健康診査(妊婦健診)では、妊娠経過が順調であるか診察することが目的です。超音波検査では赤ちゃんに異常がないか、発育は問題ないか、胎盤・羊水の異常はないかなどをチェックします。妊娠初期検査、中期検査では、万が一異常があった場合、適切に対応することで適切な母胎管理が可能となる項目をチェックします。体重、尿検査(蛋白尿)、血圧測定は、妊娠高血圧症候群(旧妊娠中毒症)の徴候がないかを早期発見するためにチェックします。
健康的な母胎管理を行うためには、すべての妊婦さんにきちんと健診を受けていただく必要があります。内容を詳しくお知りになりたい場合は、遠慮なくお尋ねください。

  • 妊婦12週
  • 随時血糖 / 梅毒検査 / B型肝炎 / C型肝炎 / 血液型・不規則抗体 / 血液一般(貧血・血小板)/ HTLV-1検査 / HIV検査 / 子宮頸部細胞診 / トキソプラズマ
  • 妊婦20週
  • 超音波精密検査(胎児スクリーニング)
  • 妊婦28週
  • 血液一般(貧血・血小板)/ 随時血糖 / クラミジア抗原 / GBS
  • 妊婦30週
  • 超音波精密検査(胎児発育などの検査)

なお、当院は入院施設がないため、入院管理が必要な場合には近隣の高次施設にご紹介させていただきます。また、分娩施設でないため、妊娠32週以降の妊婦健診は希望する分娩施設で行っていただきます。それまでの健診情報を含めた診療情報提供書を作成しますので、遠慮なくお申し出下さい。

帯下(おりもの)

帯下とは、外陰部・腟内・子宮頸管・子宮内腔からの分泌物が、生理的にあるいは病的に増えたもので、いわゆる「おりもの」が多い状態をいいます。その中でも、生理的な帯下と病的な帯下に分けられます。
健康な女性の腟内容物は、粘り気があり、白色で、外陰に流出することはまれです。色調や性状によっては、病的な帯下の可能性がありますので、お早めのご来院をおすすめいたします。

  • 生理的な帯下
  • 排卵前の子宮頸管粘液の増加(卵胞(らんぽう)ホルモンが増えて子宮頸管からの粘液の量が増える)や、性交時に出る分泌物などを「おりもの」として感じることがありますが、病的なものではありません。
  • 病的帯下
  • 病原性微生物の感染、子宮・卵管などの炎症、腫瘍・腫瘤によるものなどがあります。カンジダ腟炎(真菌)やトリコモナス腟炎(原虫)ではかゆみを伴うことが一般的です。原因によって、白色、黄色、泡沫状、膿性、血性などと表現されます。

月経不順

多くの女性は、大体12歳頃に初潮がはじまり、生理の期間は、3日~7日の日数で約28日周期の間隔で子宮からの出血がみられます。月経の周期は「前の月経が始まった日から次の月経が始まる前日までの日数」で、数えます。月経の周期が24日以下(頻発月経といいます)、39日以上(希発月経)だと月経不順といいます。生理が3ヶ月以上来ない状態(続発無月経)では何らかの異常があると考えられるので医師の受診を検討して下さい。

過多月経

量についての明確な客観的基準はありませんが、月経血量が異常に多い状態を過多月経と言います。過多月経が原因で貧血となることもあり、顔色の不良、めまい、息切れなどの貧血の症状が現れます。 過多月経の原因は大別して、異常な病気があって過多月経となっている器質性過多月経と、通常の身体調節機構が失調して過多月経となる機能性過多月経の2つあります。器質性の原因として最も多くみられるものは、子宮筋腫です。そのほかに子宮内膜増殖症・子宮内膜ポリープ・子宮内膜炎・子宮内異物(避妊用リングなど)・子宮腺筋症などが挙げられます。貧血が強い場合には、貧血の治療のみでなく、原因となっている病気の治療も必要です。機能性過多月経でもいくつかの対処方法があります。

明確な基準がないためご自身で判断するのが難しい場合、早めの受診をお勧めいたします。

不妊症

不妊症とは、特に疾患のない健康な男女が妊娠を希望し、避妊などせず定期的に性生活を送っているにも関わらず、1年間妊娠が成立しない状態のことを言います。赤ちゃんができにくい場合、排卵の有無、卵管通過性の有無、精液検査の3項目は最低限確認しておく必要があります。その他に不妊症の原因となっている子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮内膜症等の器質的疾患がないかどうかのチェックも必要です。タイミング療法を中心に、人工授精までは当クリニックで対応可能ですが、難治性排卵障害や体外受精等の高度専門的治療に関しては、不妊症専門施設に紹介させて頂きます。

  • 不妊症の症状
  • 月経不順 / 月経以外の不正出血 / 月経痛・腰痛・下腹部痛・性交痛・排便通 / 異常なおりもの / 乳汁の分泌 / 多嚢胞性卵巣症候群に伴う容姿の男性化 …など
  • 不妊症の原因
  • 排卵障害/卵管障害/子宮腔内の子宮筋腫やポリープ/子宮頸管の通過障害/精液検査異常(精子数減少、運動率低下)

避妊相談

現在、日本においては男性主導のコンドームを用いる避妊が一般的ですが、近年、年齢やライフスタイルに合わせて女性も避妊に対し積極的な選択ができるようになってきています。パートナーとよく相談し、さまざまな避妊法から個々のメリット・デメリットをよく理解した上で、納得できる避妊方法を選びましょう。

  • 低用量ピル
  • ほぼ確実な避妊効果を得ることができます。ただし、禁忌事項に該当しピルを内服することができない場合もあるため、きちんとした問診が大切です。また、ピルの副作用について十分に理解、納得した上での内服が一番重要であると考えています。
  • 子宮内避妊器具
  • 器具を子宮内に入れることで、主に受精を防いだり、精子が着床しないようにする避妊方法です。
  • 緊急避妊
  • 妊娠を望まない女性が、避妊措置に失敗あるいは避妊措置を講じなかった性交後に妊娠の危険性を減少させる手段を緊急避妊法といいます。このような事態を最小限にする、未然に防ぐ、繰り返さないことが基本です。
    本当に緊急避妊が必要な状態であることを確認した上で、性交後72時間以内にホルモン剤を内服していただく、または性交後120時間以内に子宮内避妊具を使用する等の方法が考えられます。これまでの妊娠、出産経験の有無等、また費用、副作用について十分に相談した上で対応を決めることが重要です。

更年期障害

女性の45歳から55歳頃の年齢を「更年期」と言います。 この期間は成熟期から老年期の間です。女性は平均的に50歳前後で閉経を迎えますが、その前後5年間の期間を指します。40代半ば頃から卵巣の機能が低下するにしたがって、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少します。この時期に起こすのぼせ、ホットフラッシュ、発汗、イライラ、倦怠感等さまざまな不調を更年期障害と言います。主な治療法としては、ホルモン補充治療や漢方での治療が挙げられます。

エストロゲンは非常に重要なホルモンであり、ホルモン補充療法によりエストロゲンを補充することで、女性らしさを維持し、骨粗鬆症の抑制・改善、悪玉コレステロールの減少、血糖・インスリン抵抗性の改善、認知機能の改善、アルツハイマー病のリスク低下、抑うつ症状の改善効果、さらには大腸がんのリスク改善等が証明されています。一方でホルモン依存性がんである乳がんのリスクは上昇することから、ホルモン補充療法のリスクとベネフィットを天秤に掛けた上で、個別に対応する必要があります。ホルモン補充療法以外にも、漢方治療、プラセンタ治療、サプリメント等での対応もあります。様々な治療の提案が可能ですので、是非相談してください。

  • 主な症状
  • 頭痛 / めまい / 肩こり / 冷え / 頻尿 / 発汗 / イライラ / うつ状態 / 倦怠感 / 不眠 / 抜け毛 / むくみ / 口の渇き / 動悸 / 記憶力の低下 …など

子宮筋腫

筋腫ができた場所によって症状は変わってきますが、主に月経量が普段より多くなったり、月経痛が起きたりするようになります。特に子宮の内側にできた粘膜下筋腫の場合は、筋腫が小さくても月経量が多くなりますが、子宮外側の漿膜下筋腫である場合は、大きい筋腫でもあまり症状が現れない傾向にあります。

その他、不正出血があったり、腰痛、トイレが近くなるなどの症状が現れることもあります。出血が増えることによって鉄欠乏性貧血が起こり、疲れやすくなったり息切れやめまいにつながることもあります。子宮筋腫の場所によっては不妊や流産、早産の原因にもなる場合があります。治療としては、貧血や生理痛に対して鉄剤や鎮痛剤を処方する対症療法を基本に、偽閉経療法や手術療法があります。偽閉経療法では一時的に生理を止めてしまうため貧血の改善が図られ、また筋腫も幾分縮小します。手術療法では、今後妊娠希望のある女性では筋腫のコブだけを摘出する筋腫核出術、妊娠希望のない場合は子宮全摘術が基本です。手術に関しても、従来からの開腹手術だけでなく、腹腔鏡手術の適応も拡がってきました。患者様の希望に応じた対応を相談しますので、お気軽に相談してください。

子宮に筋腫ができる直接的な原因はわかっていませんが、良性の筋腫であり、筋腫の成長には女性ホルモンであるエストロゲンの影響が大きいとされています。すなわち、閉経まで持ち込めればその後の治療は不要です。

子宮内膜症

子宮内膜症は妊娠したことのない女性の方が罹りやすい病気です。本来、子宮内膜は子宮内腔にあり、周期が来ると剥離と出血を起こしますが、何らかの原因で別の場所(卵巣、骨盤内、直腸、膀胱、へそなど)…不妊の原因にもなりやすいと言われます。一方で、卵巣内にできる子宮内膜症では、卵巣内に古い血液が貯留し、その性状は茶黒色のチョコレート様であり、チョコレート嚢胞と呼んでいます。チョコレート嚢胞自体はがんではありませんが、放置しておくと約0.7%で卵巣がんが発生するとされています。大きさ的には10cm以上、年齢的には40歳以上のチョコレート嚢胞は、特に注意が必要です。

治療としては、生理痛に対する鎮痛剤処方だけでなく、ピル、黄体ホルモン療法、偽閉経療法等の薬物療法が必要です。妊娠そのものも治療となることから、不妊症の患者様では早期の妊娠を目指すことになります。薬物療法で症状の改善が得られない場合、チョコレート嚢胞の治療が必要な場合、不妊症が改善しない場合には手術療法が適応となります。子宮内膜症の病状は多岐に渡るため、生理痛(月経困難症)、不妊症、悪性化等を考慮しつつ、年齢、生活背景を考えながら個別に対応することが必要です。

子宮頸部異形成

子宮頸部異形成とは、正常と子宮頸がんの間に位置する状態であり、子宮頸がんになる前に必ず通過する状態、すなわち前がん状態です。程度の軽い状態から、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成と呼びます。正常な状態から数年から10年単位で子宮頸がんにゆっくりと進行すると言われており、定期検診を受けることで早期発見が可能です。これらの変化は一方通行ではなく、自然に病気が消失する可能性も高いことから、基本的には軽度・中等度異形成は治療の対象とはなりません。高度異形成は‘がん’ではありませんが、上皮内がん(日本では0期の子宮頸がんと呼んでいます)との区別がつかないことから治療の対象となります。

標準的な治療は円錐切除という、子宮腟部を円錐状に切除する手術になります。病変を取り除くという治療目的と奥の方の病変を確認する診断目的の手術です。ただし、若年の女性では今後の妊娠に少なからず影響を及ぼす可能性がありますので、当院では適応があればレーザー蒸散術等の低侵襲手術も積極的に行っています。これらの病状はHPV(ヒトパピローマウィルス)の関与が明らかとなっており、HPV検査を併用することで、定期検診の間隔を調整することや早期に治療を提案することも可能です。

子宮頸がん

子宮の入り口である、「子宮頸部」にできるがんを「子宮頸がん」と呼びます。子宮頸がんの多くにはヒトパピローマウイルス(HPV)が関与しているとされ、HPVは性交渉で感染するウイルスです。検診などで早期発見できれば予後が比較的良いがんで、ワクチンも開発されています。

子宮頸がんは、初期のうちは症状が現れないことが多く自覚症状もありません。ですが、比較的早い段階で現れる症状の一つが性交後の出血です。おりものに微量に血液が混じってピンク色になる程度の軽いものですが、子宮の状態を知るのに大事ですので、日頃から注意しておりものを観察すると良いでしょう。
がんが進行すると、はっきりとした出血が常に起こるようになったり、おりものの異常、悪臭を放つ分泌液が出てくることもあります。さらに、下肢の浮腫み、下腹部や腰の痛み、貧血などの症状が現れることもあります。

子宮は女性にとって大切な臓器の一つです。失うと精神的な喪失感を感じることもありますが、当たり前の話ですが、妊娠ができなくなります。命と子宮を守る、子宮頸がん検診は必ず受けるようにしましょう。

子宮体がん(子宮内膜がん)

子宮体がんとは、子宮体部の粘膜から発生するがんのことを指します。発症部位をわかりやすく表現するため、子宮内膜がんとも呼ばれます。閉経後の50〜60代で最も多く発見されますが、40歳未満で発症するケースも5%は報告されており、注意が必要です。発見が遅れると、内膜から徐々に子宮筋層を侵し、さらには子宮外に進展し、リンパ節に転移したりします。さらに進行すると、全身に転移することもあります。

出産経験の有無を差し引いても、現代の女性は昔の女性に比べて子宮体がんにかかるリスクがあり、近年非常に急増しているがんの一つです。不正出血が最初の症状であることが多く、不正出血、月経不順がある場合には子宮体がん検診が必要であります。元々月経不順でお悩みの方は、その状態に慣れてしまうのを避けてください。リスクが高いと考え、早めの年代から検診を受ける習慣をつけましょう。

卵巣がん

卵巣がんは‘サイレントキラー’と呼ばれ、短期間に急速に進行することが多々あり、気付いた時には進行した状態で診断されることが多いがんです。卵巣はお腹の中に存在する臓器であるため、容易に腹腔内に散らばってしまう(腹膜播種)病気であり、癌性腹膜炎、腹水貯留により治療困難の原因となっています。近年、日本でも、生活様式や食生活の欧米化に伴って卵巣がんが増加傾向を示しています。

卵巣がんは抗がん剤によく反応する悪性腫瘍の一つであり、手術と抗がん剤治療をうまく組み合わせることで治癒も目指せる時代になってきました。また、最近では、少しずつ新しい抗がん薬が開発されてきていて、なるべく高い効果を保ちながら、副作用を抑える工夫がなされてきています。

人工妊娠中絶手術

胎児が成長しきっていない妊娠初期~中期にかけて、人工的に胎児を体外へ出して流産させることが中絶です。女性にとっては心身ともに負担がかかる処置であり、恐怖感を持っている人もいると思います。予定外の妊娠が判明して、一人で悩んでしまう人も少なくありません。

中絶できる時期は法律によって明確に定められており、妊娠22週未満(21週6日まで)が認められている期間です。22週以降はどんな理由があるとしても、中絶することは禁止されています。さらに、法的には22週未満であれば中絶は可能ですが、12週以上の胎児はある程度成長しているので、薬によって人工的に陣痛を起こして、一般的な出産と変わらない方法で中絶しなければいけません。

12週未満の場合でもリスクが高いと判断した場合には当院の処置はお断りさせていただいております。

流産手術

妊娠22週未満で、おなかの中で赤ちゃんが亡くなってしまい、妊娠が継続できない状態を流産と言います。流産には「稽留流産」「化学流産」「切迫流産」「進行流産」「完全流産」「不全流産」と6種類あり、それぞれ流産の理由も異なります。

稽留流産になると、妊娠を継続することはできません。子宮の中の赤ちゃんや内容物を取り出す、子宮内容除去術という手術が必要になります。自然に外に排出してくる可能性もありますが、放置していると進行流産になり、大量の出血や激しいお腹の痛みをともなう可能性もあります。流産手術を希望されるか自然に経過をみることを希望されるかは患者様に決めて頂くことになります。自然経過をみる場合には、夜間、休日診療が可能な総合病院にご紹介させていただきます。

手術時間や内容については個人差がありますが、専門の医師から、丁寧に説明させていただきます。

子宮頸部高度異形成・上皮内がん(レーザー蒸散術)

上皮内がんとは「上皮内新生物」「上皮内腫瘍」とも呼ばれ、通常の「悪性新生物」と呼ばれるがんとは区別されています。上皮内にとどまっており基底膜を超えて深く広がっていないがんのことを指します。

上皮内には血管やリンパ管が通っていないので、上皮内にがんができたとしても血液やリンパの流れを通って他の臓器に転移をすることがありません。中にはそのまま進行しなかったり、自然と消失してしまうものもあります。また、病変組織を完全に切除すればほぼ完治します。

子宮頸部高度異形成、上皮内がんに対する標準的治療は円錐切除術です。しかしながら円錐切除では子宮頸管に対するダメージを伴います。今後妊娠出産をご希望の若い女性にとって、不妊、流早産の原因となる可能性が少なからずあります。そこで、当クリニックでは、高度異形成・上皮内がんに対する、より低侵襲なレーザー蒸散手術を行っています。ただし、細胞診で悪性所見がある場合、コルポスコピーにて病変部位が完全に確認できない場合、頸管内病変が主体である場合、腺系病変が存在する場合では、レーザー蒸散手術は施行していません。患者様それぞれ病状が異なるため、個別に説明させて頂きますので、遠慮なくご相談下さい。

プラセンタ療法

プラセンタとは胎盤のことであり、病気に対する抵抗力を高める免疫賦活作用、活性酵素を除去し老化を防ぐ活性酵素除去作用、他、強肝、解毒作用、妊婦の乳汁分泌促進作用、抗アレルギー作用、疲労回復作用、さらにはシミ、シワ、ニキビを抑え美白を促す美白促進作用が注目されています。更年期障害、乳汁分泌不全、肝障害のみ保険適応が得られており、それ以外の目的で使用する場合には自費診療となります。

当院では注射薬である「メルスモン」と内服薬である「JBPポーサイン」を準備しております。メルスモンはヒトの胎盤を原料とする特定生物由来製品に相当するため、同意書と使用管理記録が必要となり、また当面の期間献血を行うことができません。とはいうものの、十分な滅菌と厳格な品質管理が行われており、これまで感染症が発生したという報告はありません。一方でJBPポーサインは純粋な栄養補助食品(サプリメント)であり、使用に際し制限等は必要ありません。

レディース検診、ブライダルチェック(結婚前検診)

婦人科腫瘍専門医による、子宮頸がん検診を含めた婦人科検診を行います。経腟超音波検査での子宮、卵巣の詳細な観察から、感染症のチェック、採血による健康診査まで行います。年代、ご希望に合わせて各種コースを準備しております。

  • 基本検診:血圧/体重測定、内診、子宮頸部細胞診(子宮がん検診)、経腟超音波検査(子宮、卵巣の異常を見つけます)
  • 婦人科がん検診:血圧/体重測定、内診、子宮頸部細胞診(頸がん検診)、体部細胞診(体がん検診)、経腟超音波検査(子宮頸管、子宮内膜、卵巣の異常を見つけます)、CA125(卵巣がんの代表的腫瘍マーカー)
  • 感染症検診:クラミジア抗原、淋菌抗原、B型肝炎、C型肝炎、エイズ、風疹、梅毒(希望検査のみ選択することも可能です)
  • 成人病検診:血圧/体重測定、血液一般、尿検査、肝機能、腎機能、脂質代謝、糖尿病、甲状腺機能
  • ブライダルチェック(結婚前検診):妊娠、出産に影響を及ぼす可能性のある婦人病や感染症など、ご 結婚前にチェックしてみてはいかがでしょうか?
    血圧/体重測定、内診、子宮頸部細胞診、経腟超音波検査(子宮筋腫・子宮内膜症・内膜ポリープ・卵巣腫瘍などの検査)、貧血(CBC)、糖尿病(血糖値)、尿検査、感染症:淋菌/クラミジア抗原検査、風疹抗体価
  • 中高年検診:基本検診、成人病検診、女性ホルモン採血(希望検査のみ選択することも可能です)

漢方療法(東洋医学療法)

婦人科領域では、昔より月経不順、更年期障害等に対して広く漢方治療が行われてきました。‘漢方治療’と聞くと、効果が弱い、効くまでに時間がかかる、何となくうさん臭い…等の印象を持つ方も多いかと思います。ある病気に対して西洋医学を用いて症状を抑える、改善するというのは当然の話であり、漢方だけで治すというのは時代遅れの感が否めません。しかし、西洋医学で落ち着いているけど今ひとつ…、何となくおかしい…という時に漢方を併用する、あるいは西洋医学でどうにもならない、改善しないから漢方治療を行う…当クリニックではそのような立ち位置での漢方治療を行っております。すなわち、現代の西洋医学は行いつつ、漢方治療を行っています。

漢方には様々な生薬が入っており、実はあまり気にしていなかった症状が改善した…というお話しもよく耳にします。お気軽にご相談ください。自分に合った漢方製剤を一緒に探していきましょう。なお、当院での漢方製剤の処方は全て保険適応で行っております。